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【創業ストーリー】Chapter 1: キッカケはエンジニアの待遇でした

2025/08/19
shiftroleしゃちょう
もくじ

はじめに

いつもお世話になっております。

スマートアップの代表取締役 田中です。

2025年4月21日、スマートアップ株式会社は会社設立10周年を迎えることができました。

日頃より、格別のご支援・ご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。


スマートアップ株式会社は創業以来、社会とすべてのエンジニアの可能性を広げることを目指し、挑戦を重ねてまいりました。

この10年間、順風満帆な時ばかりではありませんでしたが、お客様やパートナー企業の皆様、そして共に歩んできた仲間たちの支えがあったからこそ、困難を乗り越え、新しい価値を生み出し続けることができました。


これからも変化を恐れず、挑戦を止めず、社会とすべてのエンジニアに必要とされる存在であり続けるために、一歩一歩前進してまいります。


そこで今回から「創業ストーリー」というテーマで、スマートアップの「これまで」と「これから」を3回に分けてお送りいたします。

ぜひ、お読みいただければと思います。

参加メンバー

avatar しゃちょう
しゃちょう

代表取締役。

avatar りょう
りょう

開発。スマートアップ設立当初からの社員。

avatar かみの
かみの

開発。執筆時点でいちばん後輩。

設立に至るまで

かみの

おつかれさまです!


スマートアップも気が付けば10周年だったそうで、この10年の間に世の中も会社もいろいろ変化があったと思います。

そこで、今回は「創業ストーリー」というテーマで、これまでの道のりを振り返ってみましょう!という感じです。


まずは、しゃちょうのことや、しゃちょうが会社設立を思い立ったキッカケを聞かせてください。

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しゃちょう

はじめは、小学生時代にBASIC言語に触れ、コンピューターの世界に興味を持ちました。


かみの

BASIC言語って数学の教科書の最後のページに書かれていたイメージしかありませんでした…

実際、どんなものを作ったとかってありますか?

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しゃちょう

N88互換BASIC for Windows95というソフトを使って、簡単な対話型の電卓アプリケーションを作成しました。

当時のインターネットは今のようにキーワードで知りたいことを検索して調べるということも難しい環境だったと記憶しています。

なので、ソフトに付属していたヘルプファイル等を見ながらなんとかやっていました。


かみの

結構本格的ですね!

その頃から自力で試しながら作り上げていく訓練が無意識のうちになされていたんですね…


補足
basic hello world

Windows 11にて、実際にBASICでHello World!してみた画面がこんな感じです。

10 PRINT "Hello World!"
20 END

普通のメモ帳風テキストエディターという感じで、今のVSCodeのような入力補間等は特にありませんでした。

小学生の頃からこういった画面で開発をしていたというのはギークな感じがしますね。

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しゃちょう

その後、コンピューター系専門学校を卒業し、業務系ソフトウェア開発会社に就職しました。


数々の転職やフリーランスとしての経験を積み、2015年4月、27歳でスマートアップ株式会社を設立するに至りました。


設立のキッカケは、エンジニアとして働く中で、エンジニアが低賃金で働かされ、長時間労働を強いられ、さらには自身のスキルを磨く時間や機会すら奪われている現実を目の当たりにしました。

こうした状況に苦しむエンジニアたちが、自らのキャリアを前進させ、技術者としての誇りを取り戻せるような環境を作りたい。と思い、会社を設立しました。


かみの

実際、ぼくもその考え方に共感して入社した一人です。笑


今は業界的にもだいぶ改善されている部分はあると思いますが、当時はネット掲示板等でも頻繁に「システムエンジニアはやめとけ」って書き込みを見かけました。

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かみの

そういえばりょうさんって、しゃちょうとはいつ知り合ったんですか?

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りょう

スマートアップ設立前に、同じ現場に入っていたことがあり、しゃちょうがその現場を離れてからもちょこちょこ飲みに行く仲でした。


かみの

設立以前からお知り合いだったんですね!

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設立当初

かみの

設立当初っていろいろあったと思うんですが、特に印象深かったこととかありますか?

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しゃちょう

設立から最初の約2年間は、私1人で会社を運営していました。

経営者として必要な知識や経験はほとんどなく、会社法、会計・税務、社会保険といった分野はすべてゼロからのスタート。

分からないことがあればWebや書籍で調べ、専門家にも相談しながら、日々学び続けました。


同時に、売上を確保するための営業活動と、受注した案件の開発業務も自ら担当。

日中は商談や顧客対応に奔走し、夜は開発作業と経営の勉強を進める生活が続きました。


慣れない事務手続きや契約書の作成・確認、見積書の作成から納品まで、すべてを一人でこなす必要があり、心身ともに大きな負荷がかかる時期でもありました。

それでも、この時期に身につけた幅広い知識と、課題に向き合い解決する姿勢は、後のスマートアップの基盤となりました。


かみの

ヒエッ…それは初耳でした。

そのご苦労があって今のスマートアップがあると考えると、身が引き締まります…

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はじめの転機

かみの

設立してから「ちょっと会社として変わってきた」と思った転機があればおしえてください。

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しゃちょう

社員が入社したタイミングですね。


社員がいることで、それまでにはなかった労務管理が必要になりました。

当然ですが給与の支払いが必要なため、ある程度資金をプールしておかないといけないので、銀行から融資もらうために事業計画書を記載したり…

といったことを、当時は現場に通いながらこなしていたので、とても大変な思いをしました。


一方、りょうさんはエンジニアとしてだけでなく、営業的な面も対応してくれていたため、その点は非常に助かりました。


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りょう

もともと案件を抱えたまま入社したので、そのあたりは自分の方でやっていましたね。


かみの

りょうさんの入社のキッカケってどういう感じですか?

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りょう

ちょうど転職を考えていた時期に、しゃちょうと飲みに行ったりしていて、その中で「実は会社をやっている」と聞いて。

最終的にはしゃちょうの人柄で「この人なら信頼できる」と思い、入社するに至りました。


Chapter 2 へつづく…